Some rights reserved.

ちょこっとしたコードとか写真とかなんとかネットで公開する際に、一応権利関係の「お断り」をするようにしています。あわよくばコレで儲かることがあるのではないかってことを期待している訳ではなくて、何も言わない、という状態にしておきたくないなと思ったからです。

で、昨年、著作権関連の法規に詳しい人とお話をする機会がちょこちょこあって考えて、今の自分にぴったり合っているのはクリエイティブ・コモンズではないかなーと思ったのでした。

クリエイティブ・コモンズ - Wikipedia

著作権を全て留保する"All Rights Reserved"と、いわゆるパブリックドメインである"No Rights Reserved"の中間の"Some Rights Reserved"が、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスが規定する領域である。

うんうん、そう"All Rights Reserved"じゃないってことを言いたいのです。この著作物に関して、幾つかの権利は別に保有していません好きに使ってくださいでも幾つかの権利については放棄していないんですよ、ということを言いたいのです。さて、では、なんて記述しておけばいいのかな?

Allじゃないから、Someで、と考えたとき、ふと思いました、これは"reserved"の宣言なのかな? それとも"released"の宣言なのかな? ネットで同じようなことを考えたことがある人がいないか探してみました。

つれづれ:クリエイティブ・コモンズの「some rights reserved」って変じゃないか?
http://d.hatena.ne.jp/iwaim/20060628/1151483432

私はどっちも有りだなと思いました。その人が権利を「守る」のと「放棄する/解放する」のと、どっちに重きを置いているのか、くらいの違いじゃないかなあと。ところがクリエイティブ・コモンズの意味はそうではなかったのでした。

some rights reservedについての考察 - 半可思惟
http://d.hatena.ne.jp/inflorescencia/20060630/1151597015

まだどっちでもいいような気がしています。

Re: SOME Rights Reserved からはじめよう - つれづれ
http://d.hatena.ne.jp/iwaim/20060630/1151634426

うんうん、ちょっとクリアになってきました。つまり、権利を守ることでも放棄することでもなく、この著作物の所在をはっきりさせることだったんだなあと思いました。私がどう思っているのかとかどうしたいのか、ではなくて(私の著作物の所在を決めるのは、私、なのですが)この著作物はどうなんだ、ってことなんですね〜。

ということで、私は、以下のように記述するようにしています:

(C) 200X Yxxxxo Txxxxxxxi. Some rights reserved.
This code is free to shar and remix under the Attribution-Share Alike 2.1.