WikiaSearch

Wikiaが開発中のオープン・ソースによる検索エンジン「WikiaSearch(仮称)」のリリースが近い、という記事を去年見て、そのまま放置になっていたのについてちょっと考えてみました。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20071204/288709/?P=1&ST=ittrend



wikiって言葉が付くとどうも「Wikipedia」が連想されて(「WikiaSearch(仮称)」を開発しているWikiaの創設者は「Wikipedia」の共同創設者の一人のJimmy Wales氏だし)、そこから、

wikiベースの人力検索? うーん人力検索ったらもうUSにもいっぱいサービスあるよね? なぜに今頃? 

と思っていたのだけれど、この記事を読んでそれがいわゆる人力検索ではないことを知りました。Googleと決定的に違うポイントとして4つのポイントが挙げられていましたが、そのうちの1)と2)について、

  • 「なんでこのキーワードからこのページを引っぱって来たの?」の過程が、わかる。
  • 一部のキーワードに対して、その検索結果が正しかった/あんまよくなかったの判断を、人間に委ねる。

まだ詳しいことが明らかにされていないのをいいことに勝手に期待/妄想しますと、

アンチblackboxなワタシとしては、どんな形であれ、検索の過程(アルゴリズム)が解るのは嬉しいです。検索結果が自分にとって正しくなくてもに納得がいくと思います。自分の探していたものが見つかっても見つからなくても(っていうのは、ワタシだけかも(^_^;))。ここでこのアルゴリズムに手を入れられるようになると面白いかもー! 巨大なif-then-elseリストの作成っていう実現の仕方になっちゃうかもしれないけど、すごい“黒いフィルタリング”ができてしまうかもしれないけど、結果ではなく、過程に手を入れられるっていうのはおもしろいと思います!

検索結果の編集権を解放、っていうのは、wikiっぽい気がします。検査結果って以外と、後日必要に応じて変更が必要になる事柄のひとつな気がするのです。過去のブックマークが以外と未来で参照されないことがあるもんね。それを、その時々で、その情報を必要とした人が必要だったよフィードバックを反映してくれるっていうのは、ちょっとだけ後からそのキーワードを検索する人に取って便利じゃないかなあと思うのです。

個人的には、この記事中でも参照されていた自然言語解析を使った検索エンジンhakiaPowerset(わっ、Powersetは日本語のウィキペディアのページがある!)に期待をしているのですが。だってキーワードじゃなくってフツーの文章で知りたいことを探せたらそっちの方が全然便利じゃん!と思うのです。そもそも、このエントリを書こうと思ったきっかけは、最近hakiaを使ってみて、その精度が割と上がっていることにちょっとわくわくしたからなのです。折角一発目は“対話”で始まるのだから、その後も対話形式で“コレ!”を見つけるところまで行ければ、私にとってはすっごい使い心地のいいサービスになるんだけどなあ〜!