日本は「世界」とどう向き合うべきか?(Think-C 公開トークイベント vol.4)

8月23日(木)午後6:30〜8:30、著作権保護期間延長問題を考えるフォーラムの公開トークイベントが行われます! 場所は慶應義塾大学三田キャンパス東館6FのGlobal Studio。

著作権保護期間延長問題を考えるフォーラム 公開トークイベント vol.4
日本は「世界」とどう向き合うべきか?
アメリ年次改革要望書、保護期間延長論、非親告罪化を手がかりに−
http://thinkcopyright.org/resume_talk04.html


日本の著作権保護期間の延長論議は、2002年、アメリカからの外交要求を受ける形で実質的に高まりました。要求が記載されたのは、同国の「年次改革要望書」。これは、司法改革・郵政民営化など「数年後に日本で何が起きるかが書いてある」とさえ言われる外圧の象徴的な存在です。ほかにも、「著作権侵害非親告罪化」「私的複製・教育例外規定の制限」など、日本への多くの改善要求が挙げられます(アメリカ側「年次改革要望書」仮訳20頁ほか)。


これに対して、アメリカ自らは、古い作品には死後70年を適用せず、著作者人格権を正面から認めていないなど、自国のやり方を通しているように見えます。


これまで日本で著作権の国際調和、「グローバル化」が語られる場合、そこでは往々にしてヨーロッパもしくはアメリカ主導のモデルが意識され、基調色は権利保護の強化でした。これに対して、海賊版対策などの権利保護の重要性を認識しつつ、かつての欧米モデルとは一線を画して、作品流通や新たな創作の促進も重視する「日本モデル」「アジアモデル」を追及すべきだという声もあります。


いったい日本は、著作権をめぐる様々な問題で、何をゴールとし、どのように、アメリカ、アジア、そして世界に向き合っていくべきなのでしょうか。日本の進むべき道を考える「真夏の夜の公開トーク」です。

今考えないでいつ考えるよ?!…っていうか、一人でもんもんと考えるには重たいし、どこから手をつけてよいのかわからない問題です。出演者のみなさんのご意見を道しるべに、ここから考え始めてみるというのも有りだと思います。