北海道 (3)

昨晩の興奮まだ覚めやらぬ中、朝、凛とした空気を感じつつしかし揺るぎない情熱を感じつつ。ホールに人影は疎ら。

住宅地の中で、おいしいコーヒーとおいしいチョコレートケーキをいただいた。昨日は霙とか雪とか降っていたのに、今日の円山公園のあたりはちょい曇りのうららかな春の日だった。民家を改造したカフェは母方の実家に雰囲気が似ていて、ときどき話を聞き飛ばしてしまうくらい居心地がよかった。

相変わらずだね、と言われて、うん相変わらずなんだよね、と自分。人に話しながら自分の考えをまとめる、って、よくあるよね。そうか、東京に帰ったら、えーと、誰と誰に会ってどんな話をしようか、と思った。まずメールしなくちゃ、とか、帰ったらすぐ会える人もいるなあ、とか。そうそう、帰りにコーヒー豆をお土産に買うつもりだから、コーヒーミルを買わなくちゃね、とも思った。