GHEEE "Reconquista" TOUR @ HALL SPIRITUAL LOUNGE (札幌)

昨日と同じライブハウス。時間的にGHEEEの一個前のバンドから見るくらいの感じで行きました。

そーしたら、ドアのところに並んでいるじゃあーりませんか! 次のバンドだけ見たい人が並んでいるのか?と思ったら、中に入りきれなくてドアのところで待っているっぽいことが判明。昨日見た感じだとキャパ120くらいかなーという感じでした。愛されている地元バンドなんだなあと思いました。

1個前のバンド、Jake stone garageはどうしても見たかったので、なんとかして中に入りました。ここにくる前にライブハウスのことを調べていたときに、そのバンドのメンバーの方であろう人のブログを見つけたのです。その人は生GHEEEをすごい楽しみにしてて、それに親近感を持ったのです。どんな演奏すんのかなーと。もう1個前のバンドが終わってちょっと人の動きがあって、それで出入り口付近からちょっとずつステージ向かって右側に移動することができました。

Jake stone garageは由緒正しき3ピースバンドって感じのバンドでした。ギター兼ボーカルの青年はカジュアルスーツ姿で(暑そうでした!)、長め金髪のベース、涼しい顔したドラム、みんな若者っぽい勢いがあって好感が持てました。汗をだーだー流しながら演奏してました。ギター、がんがん鳴らすだけじゃなくって美リフを挟むところなんか、おっいいねえ、と思いました。コーラスがないのがちょっとつまんなかったかな(コーラス好き)。でも、ベースのおにいさんがずっと一緒に歌ってて、お客さんをどんどん盛り上げていっていました。暴れまくっているようでちゃんと合わせるところとか走っちゃだめなところとかはコントロールしていたし、何より演奏技術はちゃんとしていた(わざわざこう書きたくなるくらいちゃんとしていないバンドが多いんだよ…)、練習しているんだなあ、と思いました。羽目を外しているようでちゃんとお客さんに聞かせることを考えている…まじめなコたちなんだなあ、そういうのいいなあ(わざわざこう書きたくなるくらいアーティスト然っていうか勘違いしているバンドが多いんだよ…)。

うむ、GHEEEとも、方向性っていうか毛色っていうか、そういうの合ってるし。なんかいい企画なんじゃないの今日〜と期待ができました。ハコの雰囲気もいい感じになってました。

で、「G/H/E/E/E」がかかって、GHEEE登場。すでに会場内は前のバンドの熱気が充満していて何もしていなくても汗がじっとり出てくるような感じで。チューニング大変そうだなーっていう感じでした。昨日は、ステージ左右を見渡してみて、ハコ的にオーバースペック気味な音響セットかなーと思っていたんだけど、前のバンドを聞いていたらそうでもなさそうだったので、期待して一発目の音を待つ。

一曲目の「Runaway pigeon bus」、リズム隊がやや苦戦している感じがしました。次の「Lucifer」も。何気にこの2曲はリズムラインがめちゃくちゃ特徴的で重要!な曲だと思っているのです、ドラムが壁にべったりくっついてセットされている感じで、箱の狭さもあって、上手くつかめないのかなあ、と思いました。でも「Lucifer」中に解消、「New world」で完全建て直し!っていう感じでした。

近藤さんと深沼さんは、昨日“公開リハ済”っていうか、今日は今までの中で最高のマッチな気がしました。それが、ニューアレンジ、つまりBest of the bestが耳に残っていない「If the moon don't rise」でキター!と思いました。

今回のツアーからの「The winter road」と「Devil's menuett」の並びがすごい好きです。第2楽章と第3楽章っていう感じが。個人的には「Once and never again」を間違えずに歌えるようになってすごいうれしかった!です。ってかなり苦行でしたけど。ついつい歌聞いちゃうから(笑) この、ライブでのギターアレンジがすごい良くて。っていうか、ちゃんと弾けるってすごい重要なんだなー、と思う感じ。超絶技巧っていうんじゃないけど、派手さを抑えた分きっちり仕事しますぜ、っていう感じが、泣ける。

1stまでのライブでは「Swallow」とワンマンのときだけやってくれた「Can't hug a hater」がすごい好きでした。2ndからはそれに「No knock」が加わったかなー。「My imagination」も好きなのだけれど、これはアコースティックバージョンが好き過ぎて…。なんか、「Swallow」は、聞くたびに今日のがベストだ!と思うのですが、今日の、感情が乖離したような、他人事っぽいのに感情がこもり過ぎているような、そんな感じがなんかいつもと違って怖いくらいでした。演奏もどんどん燻されて濃くなってきているし…。変わって、「Can't hug a hater」、ギターもボーカルも目いっぱい深沼炸裂!が、マイクがぶりつき&ギターも演奏域目いっぱい使ってマシンガン状態! よくあれで次の曲で冷静に戻れるなあ!

昨日のMCで、近藤さんは明日は暴れん坊将軍ですから!と言っていた深沼さん(feat. X-JAPAN)、それに答えるかのように、ギター置いてまでして暴れまくる近藤さん。いやあ名古屋でのうわさを聞いていたけれど、これかあ!と思ったら、モッシャーの血が騒ぎました(笑)

アンコール1で、一旦ステージに出てきた深沼さん、「はっ」と何か思い出したよな顔して、近藤さんに耳打ちしてステージから去っていったのにドキンちゃん1でした。戻ってきたときには、物販担当、Reconquista Tシャツ(白、サイズS)を着ていました。鼻息荒くステージに戻ってきて、ふんっとギターのストラップを肩に回したときに、ストラップが肩に引っかからずにスカッと落ちていったのにドキンちゃん2でした。その後の「Perfect place」と「Beautiful stungun」の並びにコンテニューって感じ(バカ)。ド頭のギターが心臓わしづかみ!なんだもん〜。アンコールにしておくのもったいないくらい。アンコール2の「Timeless」では再び近藤さん大暴れ! もはやこの曲、アルバムとぜんぜん印象が違う。

終わってみたら、曲数はワンマンライブ並みじゃああーりませんか! トリとはいえ。でもあっという間でした。あっという間なのに汗かいて喉はからからで、ぐったりで。あああ、これからどうなってしまうのだろうかこのバンド、と、ライブ終わった開放感っていうか満足感っていうかよりも、もう次への期待で心拍数が上がってしまうのでした。



特に、その、「次」が24時間後切っている状態では…



明日もあるからねー、と、ロッテリアでコーヒーで、同じく関東圏から来た友人と打ち上げ。オトナのオンナにしてはカワイすぎです(^_^;) しばらく会って話をしていなかったんで、さっきのライヴの話はもとよりいろんな話をして盛り上がりました。なんたって終電気にしなくていいしね〜。札幌は、タワーとか観覧車とか確かに東京にはないものなんだけど、でも西武とかパルコとかなんだか東京みたいで、夜中でもすすきのの近くはけっこう人通りもあって、他所の土地にいる感が希薄で、和めました。



その後、ホテルに帰って小一時間ほど「猫背でプリンを食べないで」をどう訳すか奮闘していたことはナイショです(^_^;)。