募集:宇宙飛行士

gamme2007-10-23


今日はシャトルの打ち上げがある日だったので、寄り道しないでおウチに帰えりました。今日のミッション(STS-120 / ISS 10A)から「きぼう」の建設が始まるんだよねえ。JAXAの中にも特設ページがあって、日本語の情報も満載です。

宇宙ステーション「きぼう」広報・情報センター
http://iss.jaxa.jp/iss/10a/

日本とヒューストンとはどれくらい時間がずれているのだろう…。Wikipediaで調べてみたら、ヒューストンは中部標準時(UTC)とのこと。恒例のモーニングコールは会社で聞くことになりそうです。

ところで、今、NASAは宇宙飛行士募集中です:

Help Wanted: Astronauts:
http://www.nasa.gov/astronauts/recruit.html

ここの募集要項の書き方がお茶目です。文体が、ホンモノの雑誌とか新聞とか求人サイトとかの求人広告文の書き方をまねてあるの。まず、キャッチは:

America needs YOU at the frontiers of space and technology!

宇宙と技術のフロンティアktkr! あと、某ポスターも思い出させますね。http://www.linuxeden.com/image/cdimg/iwantyou.jpg
気になる応募条件ですが、

Applicants must meet physical standards and educational requirements, which include a bachelor’s degree in engineering, math or science and at least three years of experience in one of these fields. Teaching experience, including experience at the K-12 level, is considered to be qualifying experience; therefore, educators are encouraged to apply.

バリバリ理系でなくても、学校の先生の経験とかがあればいいみたい。教育分野の方も奮ってご応募ください、とあります。これはNASA初なんじゃないだろうか。

勤務地・移動は、というと、

The open positions require extensive travel on Earth and in space. Possible destinations may include, but are not limited to, Texas, Florida, California, Russia, Kazakhstan, the International Space Station and the moon.

on Earth and in space...なるほど。あちこち飛び回るハメになりそうです。まだ他にも、パリの国際宇宙大学や、日本のJAXAへの出張も有りそうです。そういうのに耐えられない人はちょっと無理そうですね。

注意事項としては、本件に“採用”されたからといって必ずしも宇宙飛行士になれるわけではありませんよ、とか、本職業には科学分野でのリサーチやコミュニケーション、肉体労働、ロボット操作技術、野外での活動なども含まれますよ、などだそうです。

最後に、応募資格があります、

All U.S. citizens, both civilian and military, who are qualified and super-motivated can apply for these positions. Women and minorities are encouraged to apply. The deadline is July 1, 2008.

女性や少数民族の方も奮ってご応募ください、とのことです。U.S.市民か軍人であれば募集資格有りなので、市民権のない人は今からUS Armyに入ればまあ締め切りの2008年7月1日には間に合うでしょう。

結びのキメ台詞は「NASA HAS SPACE FOR YOU!」だってさ。上手いねどうも!