私の愛したコマンド(1) - leave
覚えていなくても仕事になんの影響も与えない、んだけど、覚えているとちょっと人生が楽しくなる、そんなunixコマンドを語っていくYO!
leave
leaveは、自分の出掛ける時間(別に出掛けるんでなくてもいい)をコマンドで指定すると、その時間が近づくと教えてくれるというもの。
myname@myserver:~$ > leave 1025 Alarm set for Sun Oct 20 22:25. (pid 18818) myname@myserver:~$ >
時刻の設定は、12時間でしか判断できないのですが、まあ12時間以上前に出発時間を懸念するような人はこのコマンドではなくてもっとちゃんとしたリマインダツールを使うのでしょう(^_^;) あ、あと、少なくとも5分以上前にセットしないと、+12時間後にセットされてしまいます(理由は下記の機能によるものと思われます)(っていうか、5分前だったらもう出掛ける準備をしろよ!ってことですね(^_^;))
具体的には、指定時間の5分前になるとまず「5分前だよ」と教えてくれます。リターンを押さないとターミナルは戻ってきません。それから1分前になるとまた「もう1分前だよ!」と教えてくれて、時間になると「出掛ける時間だよ!」と教えてくれます。それから、あなたがでかけるまで、もしくはそのターミナルを閉じるまで、もしくはそのleaveプロセスをkillするまで、1分ごとに「出掛ける時間だよ!」「出掛ける時間だよ!」「出掛ける時間だよ!」と教えてくれます。
myname@myserver:~$ > Just one more minute! myname@myserver:~$ > Time to leave! myname@myserver:~$ > Time to leave! myname@myserver:~$ >
このメッセージは、.loginとか.profileで指定して変更することができるみたいですが、私はそこまで手を入れていません(^_^;)
出発時間延期もできます。事前の時刻セットが取り消しになって、新たにセットし直されます。例えば1時間延期は、
myname@myserver:~$ > leave 1025 Alarm set for Sun Oct 20 22:25. (pid 2252) myname@myserver:~$ > leave +0100 Alarm set for Sun Oct 20 23:25. (pid 2254) myname@myserver:~$ >
え、じゃあ複数個セットできないの?となるかもしれませんが、だって出発できるヒトはあなただけ、でしょ? 一人だけだから、いいんです。
ぱっと見、何をするコマンドなのかよくわからないのが人に知られていいない所以なのかも。コマンドって言ったってコンピュータに「去れ!」って命令しているわけでもないんだもの。去るのはワタシなのです。
でも、ちょこちょこっと使える手軽さと、何度も何度もしつこく教えてくれるところがミョーに機械ならではっぽくて、気に入っているコマンドのひとつです。
myname@myserver:~$ > kill -s 18818 myname@myserver:~$ > kill -s 2254 myname@myserver:~$ >
これ、ソースどうなってんのかなあ〜