今更だけど「どんだけ〜!」は使えるよね

「どんだけ〜!」言うとドン引きされるようになってきた今日この頃ですが、ここで敢えて「どんだけ〜!」メソッドについて考えてみたい。

私の「どんだけ〜!」の基礎知識:
・元美容師さんで今は普通のタレント業をしていらっしゃるIKKOさん(オカマさん)が開発
以上。

私は、長らくIKKOさんご本人が「どんだけ〜!」って言っているのを見た事がありませんでした。っていうかIKKOさんがデレビに出ているところを見た事がありませんでした。IKKOさんはCNNとかMTVとかアニマル・プラネットとかに出演されていないっぽいので…。

…なんて言っている場合ではない。今は21世紀初頭の2007年。見た事ない/見たい、もの、は、YouTubeにある時代なのだ。というわけでYouTubeで検索してみました。

…「IKKO どんだけ」で検索したら、何も出てきませんでした…。「どんだけ」で検索したら、もーしょーもない関係ないものがたくさん。「IKKO」で探したら、IKKOさんの映像は2つ見つかったけど意外にも真面目なトークショーの模様。歌は歌っていたけれど「どんだけ〜!」は言わなかった。

YouTubeがだめなら人力検索。友人に「IKKOがどんだけ〜って言っているの見たいんだけど」と聞いたら、出ている番組を教えてくれた。「お姉マンズ」という番組。で、先週チェックして、やっと見る事ができました。ふむふむ!

この「どんだけ〜!」、かなりすごいよ。何にでも使える。「どれだけ」が変化したものと思われる言葉だが、お姉マンズでもいぢられキャラのIKKOさんが、さんざんいぢられた後に何か言い返すときに使用している例から察するに、1)あまりよく考えないでとりあえずなんか言い返したいとき、2)何か言い返したいんだけどなんて言ったらいいのか考えている時間がないときとりあえず、3)自分の考えていたことよりも距離感があるなと思ったとき、に、使用するようだ。

というわけで、「え〜、も〜、どんだけ〜!」みたいに、とりあえず言っておけ! タイミングだけ合っていればいい、んで、あとで細かいことは考えろ(もしくは考えなくてもいい)!というメソッドなのだ。これってめっちゃリフレクティブですな! こ、これは...ボケ-ツッコミ・ランゲッジ・コミュニケーションにおけるラムダ関数やー(c)彦麻呂。

英語だと"How〜!"かな。「?」じゃなくて「!」のほう。とりあえずHowだけ言っておいて、ええと今のはHow far!だったな実は、とか。How big!とか、How stupid!とか、使えるしね。

職場で、ブレイクのときにみなと話をしたときに出た話題ですが...「どんだけ〜!」がもし、距離感がないものに使えるようになったとしたら…? 先に挙げた1)、2)、3)関係なく、

A:「(何でもかまわない)」
B:「どんだけ〜!」

みたいに使えるようになったら、「どんだけ〜!」は一段メタに上がった!ということになるね!っていうか「どんだけ〜!」の不完全はそうなる可能性を秘めているのではないだろうか、だとすると「欧米か!」のバリエーションよりももっと広がりがある言葉だね! 「欧米か!」は「欧米」のところの取り替えによるバリエーションしか実現できないからね。



ヽ(-_-)ノはよ寝よ。