創作する、と、いうこと

http://www.netfort.gr.jp/~kiyoka/diary/?date=20060704#c

創作したいという心理を持続するためには、やっぱりビジョンが必要だという話です。
Sumibiは昔からの私の興味の対象だった機械学習の探求がやっと形になった作品です。

私は20代後前半から機械学習に興味があり、何でもいいから『ひとりでに賢くなる』ものを作ろうと試行錯誤してきました。

最低限のルールを与えるだけで、『ひとりでに賢くなる』もの。そして最後には自分の脳味噌を凌駕していくもの。SFが好きな人なら誰でも興味があるテーマだと思います。

勿論、私も『きっとできるはずだ、だってプログラムが書けるんだから』という何の根拠も無い状態でそのビジョンを追いかけ続けてきました。

ライフゲームから始まって、囚人のジレンマとGAを応用したプログラムを沢山作ったものです。

残念ながら、どれも作りながら多少の驚きをもらっただけで実用となるものは出来ませんでした。

本当は、GAでS式を進化させながら、昆虫ライクなデジタル生物を作れるところまで行きたかったのですが、思ったような成果が上がりませんでした。

そして最近、GAのような無から有を生成するようなアプローチは実用レベルのものを作るには非力であるという考えかたにシフトしていきました。

で、統計的アプローチに目を向けるようになり、実際にやってみた結果、統計的アプローチはかなり適用範囲が広いということに気付きます。

私の様な素人がそれなりの結果を出せるというのが、その証拠です。

SFのように夢の様な話でも何年もビジョンを持ちつづけていれば、いつかは実現できると私は信じる人間です。

あなたも自分の欲しい物、欲しい世界をずっと思いつづけて下さい。諦めなければ、いつかは手に入ります。

(;_;)

自分はあんまり一生懸命生きていなかったんだなあと反省した。すくなくともこの分野に関しては。少なくとも7年間を無駄にしたくないから、がんばっていきたいと思います。