会社を休んだ。


結局、木曜日の夜もよく眠れなかった。ちょっと身動きをする度に「ぐあっ!」と言って飛び起きてしまう。もともと寝ていることを覚えていないくらい睡眠が深いタイプなのだが、起きれば疲れた取れてすっきりしているのに、今回は、起きれば起きるほど疲れが深まっていくのがわかった。

ベッドから降りる度にブレース(ギブスじゃなくてブレースっていうんだらしい)をして、なんとか冷凍庫からアイスパッドを取り出して、手ぬぐいで巻いて固定した。寝ている間もブレースをしていると、結構が心配だったので、足の外側に“土手”を作って足が外側に動かないようにして、怪我箇所が冷えてじんじんしている間に、眠った。でも、またちょっとすると「いたあっ!」とか言って起きてしまうのだけれど。そうして、緩くなってぐたっとしたアイスパッドを交換すべく、またブレースをして冷蔵庫の方へと向かうのだった。

痛み止めは6時間に1回しか服用できない。飲むと1時間で効くのだけれど、木曜日金曜日はほとどんど効かなかった。

身動きできなくてベッドから起きれなくても、昼間はできるだけ起きているようにした。生活のリズムが崩れるのが一番いけないかなと思って。

ぽつぽつ、スケートの友達から、大丈夫?とメールが入る。とても大丈夫とは言えないけど「大丈夫」以外のことを言ったところでどうなるものでもないので「大丈夫」と言うしかないので「大丈夫!」と言う。「また一緒に滑ろう」と言われるけど、正直、今は1ミリもその気分にはなれない…

メールをくれた人のひとりに、怪我をした日に同じパークで滑っていて、怪我をした後車で家まで送ってくれた人がいた。この人は、前にやっぱりローカルのランプで怪我をした人がいたときに、ちゃんとした病院で見てもらった方がいいよ、と、その人のツテのある病院を勧めてくれた人だった。もうどう考えても現時点で重傷なのは解っていたし、前に脳外科医にかかったときに、経験のある先生に見てもらうことの重要性はわかっていたので、その人には次第を説明し、専門医にかかった方がいいと思うので紹介して欲しい、と頼んだ。

その人はすぐに手配をしてくれた。その人の知り合いの先生に連絡をして、その先生から先生指名で紹介状を出すようにしてくれた。もちろん私は動けないのでその病院には行けないので、紹介状は紹介先に送る手配までしてくれた。そして「火曜日の午後に病院に行って、初心受付で、○○メディカルのXX先生の紹介でYY先生に診てもらいにきた、って言えば大丈夫です」とメールで知らせてきてくれた。

なんていうか、地獄に仏、っていうか。そのメールを受け取ってからやっと眠れたような気がする。

土曜日日曜日は、ひたすら、痛みで起きて、何か口にして薬を飲んで、足を冷やして、寝る、そしてまた痛みで起きて…の繰り返しだった。昼間はできるだけ薬を飲んで痛みがないうちは起きているようにしていた。なにしろ寝ていることしかできないし、痛みに邪魔されて思考も働かないので本を読むことはできないし、起きていられないのでパソコンに向かうこともできない。音楽は、言葉もメロディも耳に入ってこない(言葉が入ってこないのは、まあ、ちょっと前からだけど)。テレビはウルサいだけだし。で、iPhoneでUNOとかオセロをやっていた(^_^;) 世界は広いもんで、対戦モードで誰かいないかなーと待っていると、必ず誰かいるものなのだ。それで、しばらくの間、ネットの向こうの誰かとの対戦を楽しんだ。ときどき寝落ちちゃったりしたこともあって、ちょっと悪いことしたな…。

そんなに暑い日じゃないけど、とにかく汗をかいた。まあスケートをした晩とか翌日とかは打ち身やら筋肉痛やらで多少熱っぽくなるのだけれど、そのレベルじゃなく、風邪を引いたときみたいに汗が出た。枕元に、麦茶にちょっとメイプルシロップを入れた飲み物を作って水筒に入れておいて、それから牛乳の紙パックにアイスパックをまいたものを枕元においておいた。


24日夜。ニーブブレイス、というのをした状態。正直、よく病院から会社へ行ったもんだと…。松葉杖で手が豆だらけになりました。SHIGGY兄貴はよくこれでカメラバッグ担いだりとかしてるよ!超大変じゃん!涙が出るほど尊敬します!