後から悔やむのは、もうやめだ
「後悔っていうのは、やらなかったことについてするもんだ」っていう言葉があって。何かの映画のセリフだったかそれとも誰かが言った言葉だったのか、忘れちゃったけど、ほんとに、そうだと思う。
私は、考えるよりも先に行動に出てしまうタイプの人間らしくて、そういう後悔はあまりしないし従って反省もしない、のだが、それでもたまに小利口ぶって躊躇してみたり、忙しぶって怠ってみたりして、後から、そう、後から、後悔することが、ある。
その時にはもう事態は何も変わらないし何も変えられない。そんなことはわかっている。わかっていて、ただ、後悔するしかないのだ。
ああ、そんなこと、わかっていたのになあ。なんでできなかったんだろう。なんで忘れていたんだろう。
「一体誰に連絡をと思ったときに、
サイトウ君の大好きだったgammeさんがまず浮かんだものですから。」
言われるまで気づかなかったなんて最悪だ>自分!
もうこんな後悔はしないようにしたいと思った。キミがいなくなってしまったことに代えて私ができることは、それくらいしかないんだ。残念ながら。話したいことがたくさんあったのに。聞きたいことがたくさんあったのに。そしてそれは今日じゃなくてもいつでもできると思ったんだ、だから今日しなかっただけなんだ、でも、もうどれもこれもできなくなってしまった。
ごめん、サイトウ君。ほんとうに、ごめん。いつかみんな話するから、約束するから、それまで待ってて。