PLAY-AWARD 2006

http://play-award.com/2006/index.html
ワールドカップサッカーのあった年に、ワールドカップサッカーのあった国で、ワールドカップサッカーに多大な資金を提供した企業がスポンサーになって、とあるアートのコンペが開催された。

2004年から行われているらしいこのコンペの今年のお題は、サッカーにかこつけたちょっとおもしろい“発明”を考えてみようというもの。

ドイツ国内だけのコンペだったのかな。作品募集のことはどこでも聞いたことがなかったから。2005については、英語とオランダ語のページが用意されているのだけれど…。

さて、今年のコンペの中で私がめちゃくちゃ気に入ったのは、3等に入選した「CALL A BALL」という作品。(受賞作品紹介ページにはムービーがあります)

http://play-award.com/2006/gewinner3_1_en.html

街角に「端末」があって、ちょいとサッカーしてえな、と思ったら、ボールが借りられる。ちょいと誰かと対戦してえな、と思ったら、近場にいるサッカーやってもいいぜって人を呼び出せる。…というシステム。

ネット上だけで解決してしまうんじゃなくって、ボールも人も実際にそこに呼んできちゃう、という手間がよいなと思った。本当に手間なところ、例えば、空いているボールを手配する、しかもそのボールがちゃんとしたコンディションであるようにメンテする、誰かサッカーやりたい人を見つけてきて誰が何処で探しているのかその人に必要な情報を渡す、などなど、は、ネットや向こうで、やってくれちゃうの。そういうのがいいなと思った。