GHEEE "Reconquista" TOUR @ 代官山UNIT

なんだかライブレポートブログになりつつあるなーここ。でもこの"Reconquista" TOURについてはちょっと思う所があったのです。ツアー開始からファイナルまでの1ヶ月半の間に、何が起るのか、何が変わるのか、ちゃんと覚えておきたかったのです。自分の見ていくもの(=GHEEE)にも、自分にも。

まあ、自分については、思ったよりもいろいろなことが多杉、だったのだけれど(^_^;)

会場に入ってすぐ、あれUNITってこんなに小さな箱だっけ?と思いました。なんかもっと広い印象が。でもステージは広々しているしUNITって爆音が似合う箱なので、今日のサウンドはめちゃくちゃ期待していました。っていうかGHEEEのライブを聞いたときからいつかUNITでやって欲しいなあ!と思っていました。なので、前列に行きたいのをガマンして、スピーカーの音がちゃんと聞こえるところで聞きました。

いつも定刻きっちり始まりがちなGHEEEですが、今日は定刻よりちょっと遅れて始まりました。が、ピッチはいつもよりも走りがち。いつも「折り合いが付く(競馬用語)」3曲目が来ても走りがち。今日はこのまま行くのか〜?!と思ったら、4曲目からガツっとハマってきました。でも、全体的に走り気味だった気が…。突っ走り大王比は近藤さんの方が深沼さんより若干多かったかなー、と思いました(^_^;)

で。今まで狭い箱ばかりで聞いていたからかちょっと音が散っていく感じが気になったけど、ドラムの音に押されないでちゃんとギターとかベースとか聞けたのは嬉しかったなー! しかし今日はよくチューニングが狂ったなあ…MCの時に必至でチューニングをするみなさん。会場の湿気のせいかなあ、モニターと出しとの差がなんかあったのかなあ。

しかし、どんなに走っても決めるリフは決めるそのテクとか、どの曲も同じに聞こえちゃわない走ってても1曲1曲にちゃんとグルーヴを生む総合感とか、GHEEEのいちメンバーとしての立ち位置と個人のヒストリの出し方見せ方、とか、見所聞所満載で、今日がファイナルなセンチメンタルはどっかに行ってしまいました(ちょっと前にファイナルでセンチメンタルなエントリを書いたばかりですが(^_^;))。近藤さんが、今日のこれは奇跡、と言って演った「Perfect place」の歌詞そのままみたいな。まだまだどこにいるのかわからなくて、どこへいくのかわからなくて、でもそんな状況を楽しみながら彼らにとっての“前へ”...時代やメインストリームからは“逆行”しているかもしれないし、あるたち位置からみると“後進”しているかもしれない、んだけど...進んでいくのを、次のリリースで、次のライブで、会えるのがとても楽しみになるような、そんなライブでした。

特に、本編最後の曲「The last chord」だったっけっか、いつもよりも若干走り気味だったのに、最後の最後の演奏はGHEEEの技量を象徴するすばらしさがあって、本編最後にふさわしい!と思いました。

結成1年のルーキー・バンドであり、ベテラン・アーティストを擁したバンドでもあり、という今までのGHEEE感に、たくさんの奇跡と共にありまた奇跡を生み出すバンドでもあり、って付けたくなっちゃうよ全く!

後は今日は特に、メンバーの皆さんの笑顔が印象的だったなー。GHEEEではあんまり、笑顔の印象、ないんだけど。本編終了時に、客席の方にむかってにいいいいいいーっと笑った近藤さんの笑顔、アンコールでギターがきっちりと決まったとき(本編では決まらなガチだったところ)にたーーーっ的に笑った深沼さん、コーラス入れ終えてふっと笑ったHISAYOさん、本編とアンコールのケツで席を立つ度にやり終えた感と緊張感を一気に吐き出すように笑ったYANAさん。GHEEEっぽくないかもしれないけど、こちらは、うれしかったです。ああ楽しいんだなーとストレートに思えました。

個人的には「Can't hug a hater」にちょっと涙、しました。この1ヶ月半でこの曲には想い出が多すぎで。1stに入っていない曲なんだけど歌詞とか結構早くに覚えたし、たくさん聞いてたくさん歌っている気がするのもあります。

そして、珍しく3回目のアンコールに応えてくれて、汗びっしょりでちょい疲れも表に出てきがちなのに「じゃ、きょうのセットもう一度最初から」と仰った近藤さん! その後の演奏は、今日の最初の突っ走りモードをを払拭する演奏だったです。ほんとにこのままもう一度全曲なぞるかと思って鳥肌立ってしました! 2曲で終わり、でしたけど、逆にホッとしました(^_^;)

GHEEEのみなさんお疲れ様でした。休まないタチの方も今晩はゆっくりとお休みされることを(って今晩は酔いつぶれて明日は強制的にお休み、かな)。さあて、私も明日から新しいスタートです。