東京ストリート陸上

どこかで、こんなことができるといいな、という話を聞いたことがあったけど、ほんとにやるとは!
http://www.tokyostreet.jp/
http://www.nikkansports.com/sports/p-sp-tp0-20070425-189386.html

確かに、ヨーロッパなどではオリンピックとかそんなんじゃない陸上の大会がよく開かれていて、選手にはちゃんと賞金とかソフ品が授与されて、なんかゴルフとかみたいで、しかもゴルフよりも老若男女に人気があって定着している感じがしていました。私も短い欧州滞在期間中、2回くらい見に行った事があります。競技を見るだけじゃなくて、スポンサーのブースとか、屋台でシシカバブとかチュロスとか買って食べたとか覚えているなあ。

ゴルフとか他の球技、ルールを知らないと楽しめないとか自分がプレイしていないと楽しめないってところがあるけど、陸上競技は誰だって勝敗に関することは直感で理解できるもんね。一番速く走った人が勝ち、とか、一番高く飛んだ人が勝ち、とか。すっと楽しめるところがると思います。競技者の鍛え上げられた肉体の躍動する様は、ほんとうに美しい!し。

それでも陸上の競技人口は、こと日本ではあんま増えていないらしい。サッカーにこれだけ人気が出たことを考えるとやっぱりプロ化されていないからでしょうか。ストイックなスポーツだし、基本個人競技だからっていうこともあるのかな。単純作業の繰り返し的なものもあるし…。私なぞ、ひょこっとマラソン見に行ってから、なんだか走り始めてしまいましたよ。あんなに走るの避けていたのに。単純だけど、単純なだけに奥が深いんです、走るって。泳ぐ、も同じ。一生続けて多角的に“向上”を楽しめるスポーツだと思います。

競技人口は増えないまでも、このスポーツの面白さっていうか、このスポーツと自分の人生の関わり方っていうか、そういうものを築ける機会があると、ないとあるとじゃ大きな違いかなと思います。たぶん、今の日本では、そういう機会がない。逆にネガティブな機会はたくさんあって。運動会とか、マラソン大会とか。

私にとって、箱根ってところはすごい特別血湧き肉踊る場所だし、品川のあの交差点の角に立つと、そこを信じられないスピードで駆け抜けていった高橋尚子選手の姿を思い出してどきどきしてしまいます。箱根、品川のあの交差点は、私に取って特別な場所なんです。あそこに立つと、あそこのことを考えると、私だけ特別な世界に行けるんです。

多分、5月20日を以て、丸の内は私にとって特別な場所になるんじゃないかな、と思います。今、丸の内に立っても、別に普通です。5月20日以降、私はここに立って、何を感じるようになるのだろうか…もうそれだけで、確実に、私の人生、変わっています。