最終学歴はカリフォルニア州立大学Second Life校?

http://www.japan.cnet.com/special/media/story/0,2000056936,20343522,00.htm
Moodle」と「Second Life」を組み合わせてバーチャル学校を作ろう!という試み、「Sloodle.com」というのがあるそうです。

仮想世界に建物を建ててカリキュラム管理ソフトウェアを提供しているMoodleroomsの最高技術責任者(CTO)兼主任アーキテクトStuart Sim氏によれば、70校を超す総合大学が「Second Life」の「アイランド」にキャンパスを建てているという。また、Moodleroomsは現在、Second Life内の学生と彼らが利用するカリキュラムの効率的な管理を支援するツールを、各大学向けに開発中だとも語った。このツールは、各大学がSecond Life内のキャンパスに学生のアバターを追加または削除するためのアプリケーションとなる。このプロジェクトは「Sloodle.com」と名付けられている。

Moodle」はWebベースのコース管理システム。PHPMySQLPostgreSQL/SQL Server/Oracleでも可、らしい)上で動くシステムでGPLのもと開発配布されています。Moodleでは、システム管理者とユーザ、という権限の区分けの他、コース作成者、教師、生徒などの権限があり、Web上で授業(コースサイト)を作り、そこを基に授業登録、テスト、課題提出、議論など、まあ教室に集まって話を聞くってこと以外で普通に授業を取っていると行われるべきことができるというシステム。居眠りをしていてチョークを投げられるアイタっ!ってことはないけれど(w

それにしても、いくら入学者が増え続けそれに対してキャンパスのスペースがなく、

カリフォルニア州立大学の最高責任者)Reed氏は語る。「したがって、これからは在宅型の学生が増えていくと思う」。すなわち学生たちは、キャンパスで教職員やクラスメートと顔を合わせるのは週に1度で、週の残りの日はシミュレーション、仮想世界、ダウンロードした情報を使って、履修した授業をこなしていくようになるのだ。

だとしても、だ、「Second Life」の中にって…わざわざ3Dのバーチャルワールドでそれを行う意味は何なの?って思うのだけれど…。リモート・キャンパスの構築やオンライン・ラーニングには興味もあるし必要性も感じるのだけれど、それを「Second Life」の中でやる意味がわからない。

ま、単純に、流行っているから、なんだろうな。あとは、教育関連はお金が動きやすいので、ここで資金投入して開発して、それをゲームにフィードバックしようっていうことなんだろうな。

 ところで、仮想世界と教育を組み合わせることには、マイナス面もある。例えばSinclair氏は、Great Northern Way CampusがSecond Life内でセミナーを開催したときに、不審者が教室に入ってきて、室内で銃を乱射したと語った。「頭を低くしたが、銃弾をかわせたのかどうかは覚えていない」と同氏は言う。犯人は結局、教室を抜け出したセミナーの管理者によって閉め出された。

えーーー!…って、バーチャルで、ですけど、えーーー(^_^;)

結局、テクノロジの未来を論じることなく、教育の未来を語ることはできないというのがReed氏の主張だ。同氏はその理由を「大学と学生とのコミュニケーション方法や、両者のコラボレーション方法は、今やテクノロジを中心に確立されつつあるからだ」としている。

それはそう思いますけど、だからなんで3Dのガキガキのポリゴンが支配するバーチャルワールドでやんなきゃならないのー?!?!